応募資格:
英語力: TOEIC 900 以上のレベル
日本語力: 日本語能力試験1級のレベル
毎月参加することも可。
Translate the Japanese passages below into English and send your translation to JETS
Deadline: the end of May 25, 2008 (Japan Time)
Prize: The winner will be registered as a freelance translator of JETS.
Notes:
Put your translation into a MicroSoft Word file with your contact info and brief profile, and title the file "Contest_May_2008_Your Full Name."
As you may know, most of translation tasks are urgent; if it takes you more than one day to translate the Japanese texts below, refrain from entering this contest.
いまアメリカや日本などの先進国で進行している知価革命は、産業革命以来の近代社会に根本的な大変革を与える。現在、急速に増加している知価創造産業は、デザイナーであり、ソフトウェア・プログラマーであり、弁護士であり、計理士であり、設計士であり、エディターである。こういう人にとっては、生産手段とは何なのだろうか。
もちろんデザイナーには製図板が要る。医者には診療室と診療器具が必要だ。弁護士には事務所と書籍が、ソフトウェア・プログラマーにはパソコンが不可欠だ。エディターやプロデューサーにも、電話やファックスのある事務所が要るだろう。だが、いずれの場合にも、個人で買えないほど高価ではないし、運用に多数の専門家が必要なほど複雑で巨大なわけでもない。
何よりも、そうした物財が良ければ良い製品が生まれるわけでもない。最新の高級製図版を備えたからといって良いデザインができるわけではない。自動車メーカーや化学工業会社、鉱業、農業であれば優秀さや土地資源の有利さなど、物財の良否こそが企業の利益と評価を決める。ところが、デザイナーやプログラマー・弁護し・医師・会計士などの知価創造的産業は、物財によって良否が決定されるわけではない。そういう産業にとっては、物財は主要な生産手段とはなり得ない。ここで決定的な重要性を持つ生産手段は、それに従事する人間の知識と経験と感覚である。
堺屋太一(1993)、組織の盛衰−何が企業の命運を決めるのか、pp.244-245